画家 石川和男のブログ/ Kazuo Ishikawa's Blog

今月の23日からニューヨークの VIRIDIAN ARTISTSにて、５日間だけのグループ展があります。ギャラリーの新しい契約作家によるもので、割と急に決まったのでDMがまだ手元にないのですが、ここ(&myHP)にてお知らせいたします。25日にレセプションがあります。



人生は本当に自らで計画した通りにはいかなくて、時に思わぬ方へ（良い時も悪い時も）行くことも多い。今回もそれを実感するとともに、大きな期待と不安で入り乱れたこの時を存分楽しみたい。



雨が多く家の中で待機することの多い犬。コートの生え変わる時で家中毛だらけ。

夏の終わりのある日に、家族で軽井沢の先の浅間牧場から白糸の滝に抜けるトレッキングコースに行った。



自分たち以外に人かげはなく、かなり気温も上がって汗を流しながらも自然を満喫した。途中こんな看板を見かけながらも、ひらけたところからブナの林の中に入る。



奥に行くにつれてどこが道だか怪しいところを通りながら、何か違和感を覚える。それまで子供達が先頭だったのだが、無意識に自分が先頭に立って、手には太めの１メートルほどの木の枝を持っていた。滝が近づいてきたのだろう、沢の音が聞こえる。少し進んで沢が見え、ルートは大きく左にカーブしていたその向こうに、奴はいた。



１０メートルほど先の沢を挟んだ向こう岸に、シェパードよりふた周りほど大きな黒い熊が、ガガガと三回金属的な威嚇音で吠えた後、沢に平行にすごいスピードで走り去って行った。後６００メートルで滝の地点で、熊はその方向に行ったために先に進むのを躊躇したが、様子を見て警戒しながらも森を抜け車道に出て、白糸の滝に到着。興奮と恐怖が、大勢の観光客の中で帰りのバスを待つ間にようやく薄れてきた。

子供達にとっては刺激が強すぎる夏の思い出。きっと一生忘れないだろう。帰ってから思い出したようにそのことを話す子供たちの目は輝いている。しかし何事もなかったから言えることで、熊が沢のこちら側にいたらやられていたかもしれない。熊のスピードは想像以上で、おそらく向かって来られたら何もできない。
皆さんもトレッキングの際はくれぐれもお気をつけください。会うときは会ってしまいますので...。

私の人生の先生の一人の方の娘さんのイラスト＆アクセサリーなどの展示。原宿にあるデザインフェスタギャラリーEast102で12日まで。武蔵美の学生ながら自分のブランドを持って販売もしている。シンプルだがテイストがありリーズナブル！グループ展で他の作家の展示もあり、若いセンスとエネルギーに圧倒される。



駅前の竹下通りは夏休みというのもありすごい人。



台風が通り過ぎ青空のなか表参道から青山通りをしばらく歩き昔のこと思い出す。



作品近況。私もつくらなければ。

ちょっと前に行った夏のNY。



それにしても日本は暑い。



お体に十分気をつけてお過ごし下さい。